有限会社　エス・ティー・アテンダント | サービスメニュー | 岡田本藩　十六ヶ村　寛政郷紳氏録　Page４～６

(上・下二萬村　高見うじ　<家老職を賜った祖先のお墓あり>)

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　　　岡 田 村　　古名　曾能郷　山の名を以て村名とせり　　
 （※２）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （※３）　　
御領主　伊東信州君　川辺村御舘より当村中村御舘へ御移徙ありしは　寛文六　

丙午の春にて　中村より　岡田山御舘へ御移徙有りしは　元祿十四年辛巳の年な　

り　 是は播州の君御代なり　　

一、齋 藤 氏　古き庄官なりしに　他方に斎藤うじ称すあり
　　　　　　　　　　　　 此家分流にあらず

一、片 岡 氏　古き家なり　允数流有り　母方によりて称する有り　入贅となりて自己の家名を
　　　　　　　　　　　　 名乗る有り　或は子ぶんとなり名乗るもあり　故なく称せる家もあるなり

一、三 宅 氏　武門を出て遠からぬ家なり　しかし数流あり　記載して正しきは二流有り　
　　　　　　　　　　　　 今木、射越などと称せるも三宅分流なり

右 三 家 正 し と い ふ べ し

　　狩山　加藤　中山　深井　前々より名乗り来る

　　此外氏なき者もなく　山田　瀧本　守安　間野　大井　　　　　　　　　　　　　　　予　未　詳

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赤字は、漢字が見難く想像で記述


◆ Page ５ ◆
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　　　辻 田 村　　古名　曾能郷　此村も山の名によりて村号とす　　　　

一、若 林 氏　古き家なり　分家に海部うじあり　同姓なり

一、池 田 氏　武門を出て遠からぬ家なり　分流に明石氏有り　明石うじ　母方の姓なり

一、加 藤 氏　古き家なりしに絶家して今なし　川辺村　加藤うじの分流にはあらず

一、佐 野 氏　池田うじの縁結によりて井尻野村より来り住す

右 三 家 正 し と い ふ べ し

　　伴 氏　林氏同流なりなり　中頃伴某と云う人入家して　自己の氏を稱すと云

　　林　藤田　澁谷　　　前々より名乗り来る

　　此外に　山崎　瀬尾　板野　堀口　塩尻　苅谷　仁科　阿部などと云有り　予詳ならず

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赤字は、漢字が見難く想像で記述


◆ Page ６ ◆
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　　　有 井 村　　古名　曾能郷　村中に泉井有るを以て村名とす　　　　

一、石 川 氏　武門より出て遠からず　允　田村氏の家へ石川某の人　入贅して子の代に石川氏
　　　　　　　　　　　　を称すと云　水川氏を云ふも有り　石川うじの家に入り贅して　自己の氏を名乗る

一、佐々井氏　武　門　の　流　れ

一、今田うじ　同　　〇

一、塩見うじ　塩見河内といひし浪士ありしに家絶す　今云　塩見うじ河内の流れにはあらず

一、猿渡りうじ　壺岐といひし家筋なり　今絶家してなし

右 正 し  （※４）

　　建部うじ　浅口郡中嶋村より来る　白神うじ　さかの村より来る　荒木うじ　水内村より来る

　　平松　諏訪　山崎　　　　前々より名乗り来る

　　此外に　林　小田などと云あり　　　　予未詳

　　片岡氏もあるなり　　いかゞ

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